【知らないと怖い】アメリカMBA式目標設定の5原則
アメリカのMBA(Master of Business Administration:経営学の大学院修士)に在籍中のきたたくです。
アメリカのMBAプログラムでは、目標設定の手法が徹底して教え込まれます。
目標は単なる「やる気を出す言葉」ではなく、「チームと組織を動かすための戦略的ツール」として扱われます。
そこで今回は、アメリカのMBAで習う「良い目標」を設定する際に押さえるべきポイントをご紹介します。
良い目標が満たすべき5つの基準
これはMBAの教科書として採用されているJ. Paul Peterの著書『A Preface to Marketing Management』でも重視される考え方で、以下の5つの条件をすべて満たすことが求められます。
- 単一かつ具体的なテーマに関すること
- 結果にフォーカスしていること
- 数値で測定可能であること
- 達成期限が明記されていること
- 達成可能でありつつ挑戦的であること

単一かつ具体的なトピックに関連していること
「業界のリーダーになる」「もっと積極的なマーケティングをする」といった漠然とした美辞麗句では、行動計画を策定しづらくなります。良い目標は明確な1つのテーマに集中させ、何をどの水準で達成するかがはっきりとわかるようにしましょう。
結果にフォーカスすること
目標は「行動」そのものではなく、その行動がもたらす「結果」を指すべきです。たとえば「広告費を増やす」だけでは活動量を示すに過ぎず、それが最終的に何を改善するのかが不明瞭です。「市場シェアを〇%拡大する」「顧客満足度を△ポイント上げる」のように、成果として測れる指標を示す必要があります。
測定可能(定量的)であること
「最大化」「向上させる」といった抽象的表現では、達成度合いの判断ができません。「前年比20%増」「市場シェアを8%から10%に拡大」といった数値化によって、進捗確認や最終的な達成判断が容易になります。
達成期限が明記されていること
期限がない目標は、行動を先延ばしにしがちです。「今年度末までに」「2020年までに」など、期限を明示することで、組織やチームはスケジュールを逆算し、計画的にリソースを割り振ることが可能になります。
挑戦的でありながら達成可能であること
あまりにも容易な目標では組織を成長させられず、逆に達成不可能なほど高すぎる目標はモチベーションを損ないます。現実的な範囲でありつつ、新たな努力や工夫を引き出す「やや高め」のラインを狙うのが効果的です。
まとめ
「良い目標」は以下の5要素を満たしています。
- 単一かつ具体的なテーマに関すること
- 結果にフォーカスしていること
- 数値で測定可能であること
- 達成期限が明記されていること
- 達成可能でありつつ挑戦的であること
