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起業家志望のためのマネジメント基礎― チームを動かし、成果を出し続けるための5つの力 ―

きたたく

起業を目指すあなたにとって、アイデア情熱はとても大切です。
しかし実際に事業を動かす段階になると、次の壁にぶつかります。

  • メンバーの方向性がバラバラ
  • 目標はあるけど進んでいるか分からない
  • やりっぱなしで振り返りがない
  • モチベーションが続かない

これを乗り越えるのが「マネジメント」です。

この記事では、次の5つをやさしく解説します。

  1. リーダーシップ
  2. KGI・KPI
  3. 目標管理(MBO・OKR)
  4. PDCA
  5. モチベーション管理

マネジメントの本質

わたしが米国MBAで学んだ最重要レッスンのひとつは、「マネジメント=進捗管理ではない」ということでした。

マネジメントとは、人・時間・資金といった限られたインプットから、最大のアウトプットを生み出す仕組みを設計することです。

多くの人が「進捗をチェックすること=マネジメント」だと考えがちですが、それは本質ではありません。
進捗管理はあくまで手段の一つにすぎません。

本来のマネジメントとは、

  • 目標を明確にし
  • 役割を定義し
  • 意思決定のルールを設計し
  • 成果が自然に生まれる構造をつくること

つまり、管理することではなく、成果が出る構造をつくることなのです。

1. リーダーシップとは何か?

リーダーシップ=「人を動かす力」

リーダーシップとは、
人に方向性を示し、自発的に動いてもらう力です。

リーダーシップ研究の代表的人物がジェームズ・マクレガー・バーンズ。
彼は「変革型リーダーシップ」という考え方を提唱しました。

これは、

  • ビジョンを語る
  • 意味を与える
  • 成長を促す

というスタイルです。

代表的な3つのリーダーシップ

種類特徴いつ使う?
変革型ビジョンで引っ張る新規事業・挑戦
サーバント型支える・育てる育成期
状況適応型相手に応じて変えるチームが未成熟な時

状況適応型はポール・ハーシー、ケン・ブランチャードによって広まりました。

私がMBAでの経験を通じて学んだのは、リーダーシップは「肩書き」ではなく「環境によって引き出されるもの」だということです。

もしチームメンバーにもっとリーダーシップを発揮してほしいのであれば、その人に十分な権限と明確な責任を与え、結果まで任せることが必要です。

2. KGIとKPIを知る

超シンプルに言うと

  • KGI=最終ゴール
  • KPI=ゴールまでの途中指標

例:

項目
KGI月商100万円
KPI成約率

指標は複数必要ですが、今期の最優先KPIを明確に一つ決めることが、チームの推進力を高めます。

KGI・KPIの関係イメージ

なぜ必要?

目標だけだと「祈る経営」になります。

KPIがあると、

  • 今どこで詰まっているか分かる
  • 改善ポイントが明確になる
  • 感情ではなくデータで判断できる

3. 目標管理:MBOとOKR

MBOとは?

提唱者はピーター・ドラッカー。

特徴は、

  • 上司と合意して目標を決める
  • 半年〜1年で評価
  • 成果責任を明確にする

安定した組織向き。

OKRとは?

OKRは

  • O(目標)=ワクワクする方向
  • KR(成果指標)=数値

で構成されます。

広く知られるきっかけはグーグル の活用です。

起源にはインテル、アンディ・グローブが関わっています。


OKRの特徴

  • 野心的
  • 公開する
  • 60〜70%達成でOK

挑戦的なスタートアップ向き。


MBOとOKRの違い

MBOOKR
目的評価・管理挑戦・成長
難易度現実的ストレッチ
公開部署内原則公開
起業向き

4. PDCAサイクル

PDCAとは、

  • P:計画
  • D:実行
  • C:確認
  • A:改善

小さく試す → 数字で見る → すぐ直す を意識しましょう。

5. モチベーション管理

モチベーションは「気合い」ではありません。

心理学ではエドワード・L・デシ、リチャード・M・ライアンの自己決定理論が有名です。

人がやる気を出す3条件

  1. 自律性(自分で決めている感覚)
  2. 有能感(成長実感)
  3. 関係性(仲間との信頼)

起業家ができること

  • 役割を明確にする
  • 選択肢を与える
  • 1on1で対話する
  • 失敗を責めない

心理的安全性を提唱したエイミー・C・エドモンソンは、失敗を共有できる組織ほど学習すると述べています。


全体像まとめ

マネジメントはこの流れです:

  1. ビジョンを示す(リーダーシップ)
  2. ゴールを決める(KGI)
  3. 道筋を作る(KPI)
  4. 挑戦を設計する(OKR/MBO)
  5. 回して改善する(PDCA)
  6. 人を支える(モチベーション)
ABOUT ME
きたたく
きたたく
学習工学博士
自由に生きる人を増やしたい大学教員・経営者。
生成AIで経済的自由を達成するための知識を発信中。
元不登校から飛び級で博士号(工学)を取得した連続起業家。
プログラミングを通じて「U-22 プログラミングコンテスト CSAJ 会長賞」「IoT Challenge Award 総務大臣賞」「人工知能学会研究会 優秀賞」など40件を超える賞を受賞。
スマホアプリ会社を創業(売却)し、プログラミングスクールの会社を創業(20店舗経営)

著書:知識ゼロからのプログラミング学習術(秀和システム) 他多数
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